【教えて先生!】お金のハナシ その①

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お金に目的を持たせていますか?

皆さまはじめまして。トータルマネーコーディネーターの池森璃枝(いけもりりえ)です。

2018年、年が明けて早くも2か月が過ぎようとしています。

新たな年が始まり「今年こそは!!」とお金を貯める目標を立てたり、家計簿を新調された人も多いのではないでしょうか?
コラムの記念すべき一回目は「お金に目的を持たせる!!」がテーマ!!
ここ数年の間に「資産運用」「投資」というワードが世の中に多く見られるようになりました。

それを受けて…

焦りを感じる人。
未知の世界だと思う人。
ワクワクする人。
勉強を始めた人。

と様々ではないでしょうか?

お客様からよくある質問の中に「投資したほうがいいですか?」というものがあります。

その質問に対して私は、「何のためのお金を作る投資ですか?」とお尋ねします。
ほとんどの方が「増やすため…?」と半信半疑で答えられます。
日本人が詐欺にあいやすい理由の一つにも上げられると思いますが「何のためのお金」かが明確な方が少ないのです。

では、わかりやすく目的がわかる貯め方の一つとして「学資保険」があります。
ですが、その学資保険さえ、「学資保険は何のために入られてますか?」と質問をすると皆さん「???学費…?」となります。

平均的に私がコンサルティングをさせていただいたお客様は毎月約1~2万円の積立をし、満期を迎えた時に200~400万円の受け取りを予定されている方が多いようです。
では、そもそも学費っていくらかかるものなのでしょうか?
50~60代の子供さんを育て上げた先輩方に「学資保険で学費はまかなえましたか?」伺うと…
「い~っちょん、足りん!すぐ終わる!!(笑)」という笑い話のような反応が返ってきます。
4年間の大学の費用としては最低800万は必要です。
子供さんが、2人…3人…ゾクッとしますよね(笑)

このように大きなお金がかかるのはわかっていても、学費に関わらず、結婚式の費用、マイホーム、老後と色々なお金がかかる場面で金額が明確化されていないことがあり、イメージで貯蓄されている方が多いようです。

そして、
Q.「なぜ貯金が必要だと思われますか?」

A.「いざという時のため」
この答えもかなり多い答えです。
「いざ」という時はどんな時で、その時にはいくらのお金が必要なんでしょう?
一般家庭で、よぽどのことがない限りは「緊急予備費は50万」です。
明日100万円いることが突然起こることってありますか?ほとんどないかと思われますね。目標に「何のために、いくら、いつまでに」をしっかり決めるプランニングをされてみてはいかがでしょう?
きっと、「今のままでは…」とか「これだけいるのにどうやってこんなに貯めよう…」となるかもしれません。
その時に登場するのが「投資」です。

お金を貯めるだけでは目的に到達しないとしたら、殖やしていくことを考えるのです。

そうすると、投資も「選ぶ」基準が定まってくるでしょう。

金融機関の人は「売る」事を目的としていますので、「普通預金に置いておくのはもったいないので。」とか「定期預金よりも殖えるので。」というセールストークをされる方が少なくないようです。

もちろん、それもありますが最重要ポイントなのは「なぜ投資をする必要があるのか?」です。
そして、「その投資をする事で目的に応じた目標金額は作れるのか。」ということ。こんなご相談がありました。
「殖えると思って投資商品に入れたのだけど、子供の私立大の学費を払わないといけなくて・・・満期がまだ先ですがどうしたらいいですか?」
確かにそのときは良かれと思って投資を選択したんですよね。でも残念ながら「そのお金をそこに入れてはいけなかった。」んですね。。。

私は今まで何人も、後悔している方々を見てきました。
投資は自己責任。きちんとプロに相談し、納得した上で目的に合った投資をすることをオススメいたします。

少しでも、このコラムが皆さんのお役に立てば、大変嬉しく思います。
次回もぜひ、お楽しみに!

■プロフェッショナル プロフィール

池森 璃枝 (いけもり りえ)

福岡県糸島市在住
中3、小1の男の子の母。
・ファイナンシャルプランナー
・プライベートバンクコーディネーター
・ワールドエコノミクスリサーチ研究員

かつては、アロマセラピー講師や健康関連の仕事に従事していたが運命の出会いを経て心機一転。
現在では女性・主婦の立場から家計の見直し、貯蓄相談から独自の特別な手法で法人のコンサルティング、富裕層資産保全から一般層の相続や贈与のご相談、将来設計まで幅広く依頼が入る。
3年でコンサルティングした顧客は300名にのぼり、九州を中心に北は東北から南は鹿児島まで講演活動や資産形成のコンサルティングなどで活躍中!

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